奥さまはミリオネア

持続可能な家計をめざして、これからの生き方を考える

自然の恵みに目をやる

人からお金を稼ごうとするから、詐欺ギリギリとか、騙し合いみたいな広告が平気で放送されるんじゃないかなあ。

 

例えば。

 

〇〇(成分)は、うるおいを保持します。

この化粧品には、〇〇が入っています。

というもの。

 

その化粧品がうるおいを保持するとは一言も言っていない。

うるおいを保持する成分が入っているけど、化粧品となった結果、うるおいを保持するとは言っていない(だって、ちょびっとしか入ってないから)。けど、まるで化粧品にうるおいを保持する効果があるかのように錯覚させる。

 

これ、合法。

 

もっと、自然からの恵みで生かされていることに気づいて、リプロダクティブネスを維持しつつ、自然の恵みを人の世界に活用させてもらうことに思いを巡らせられれば、こんな狭い視野で「太陽と北風」の北風みたいなことしなくなると思うんだよなあ。

 

とあるお城を訪れたときのこと。当時の城下町が再現された模型が展示されていた。城下町の庶民の家も再現されていたのだけれど、どこも、土地の一角に家がちょこっと建っていて、残りの土地は自家菜園だった。

 

「これだよ、これこれ!」と思った。

 

部分的に自給でき、少しだけ利金収入が得られる資産があれば、やりたくない仕事をして無理やり現金収入を作り出さなくてもなんとかやっていけて、世の中、騙し騙されが減るんじゃないか。

 

それが、都会に憧れて上京し、家を持とうとすると、敷地いっぱいに建てるかマンションになり、部分自給のための土地がなく、プロレタリアとなってしまう。

 

こうやって、再生産できるものを持たない状況となり、ブラック企業でも働かざるをえなくなって、ラットレースに巻き込まれていることに気づけるかどうか。