「ホンモノ」のジュエリーは買わない
いわゆる本物のジュエリーは、基本的に買いません。
イミテーションのつくりがここまでよくなった今、そもそも「ホンモノ」ってなんですか?っていう話です。
ホンモノ=天然、はそうなんですが、
昔からあったものをホンモノと定義し、
それに近づけようとして人工的につくったものをニセモノと定義している
ということに過ぎない、と思っています。
実際、プラスチックのパールのイヤリングやネックレスをつけてデパートの宝飾売り場を覗いてみることがありますが、ホンモノだと思われています(笑)。見ただけではわからないんですよ、店員さんにも。
ちなみに、真珠の簡単な確かめ方は、複数珠がこすり合うように、にぎにぎしたときに表面のジュリジュリ感を感じればホンモノ、なくてツルツルならニセモノ。鑑定をする人が、間違い探しのようにいろいろ調べればわかるんですが、見ただけではわからない。だったら、そこまでしてホンモノを買う意味はななんですか?っていう……。
ただの過去からの慣習と、人間の見栄、先入観。
こんなもの持ってるから、うまく利用されてお金が逃げていくんです。
ジュエリー買うお金があったら、利金を生むものを買います。
金やプラチナなどは、またちょっと違った意味を持っていたりしますが、これらも配当や利息は生まないので、値上がり益、あるいは、キャッシュの価値の棄損から資産を守る防衛といった位置づけかと思います。