奥さまはミリオネア

持続可能な家計をめざして、これからの生き方を考える

尊厳死について独身友人との会話

ALSの患者さんの嘱託殺人の件。なんと言ったらいいのか言葉がみつかりません。自分が、もしくは、自分の家族が患者でどうような状況だったら、どうしたでしょうか。今回の件特有の問題(医学部卒業資格がないまま医師免許を取っていたり、主治医でなかったり、などなど)は、それはそれで問題なのですが、そもそも尊厳死の選択肢がないという点について、どう考えたらよいのかわかりません。

学生時代の同級生で独身の友人と以前に飲んでいたとき、安楽死について調べたという話になったことがあります。友人は今は元気なのですが、独り身であることから、老後を姪っ子に迷惑かけるわけにいかないと思って、いろいろ調べたと言っていました。

海外には、合法的に安楽死を依頼できる機関があるそうです。本人の意思確認などに、何度か現地を訪れて面談したり、契約書を交わしたりを含めて、数百万円の費用が必要なのだそうです。

誰でも希望すればということではなくて、不治の病で治療法がないことや苦しんでいることなど様々な条件があるそうです。

その友人は、今すぐに行動を起こすつもりはなさそうでしたが、いずれは、意識がはっきりしていて現地に往復できる体力のあるうちに、自分のことは自分で決めなければと話していました。

私は家族がありますが、一般的に、女性の方が男性よりも長生きするので、自分が独りになることも考えておいた方がよいですよね。PPK(ピンピンコロリ)ーーー亡くなる直前まで元気で苦しまずにパタッと亡くなるーーーというのが理想ですけれども。かくしゃくとしたおばあちゃまに憧れます。

自分がもしそのような状況になったら、選択肢がないということは苦痛かもしれません。自由がないというのが一番の苦痛です。